☆5つ星ホテルと小さいおうち~♪
2014年 02月 19日
シネマに足を運んで ちょっと日常を離れる時間をもつのは とても楽しいことです。
友人とだったり、一人シネマだったり・・・・・
Bunkamuraやピカデリーへ行くことが 多いのですが
いずれも 春へ向けて 魅力的な映画がラインナップされていて 楽しみが続きます。
最近 観た映画から 二つ~❤
この<はじまりは 5つ星ホテルから>という映画は イタリアの映画で
高級ホテルのサービスをチェックする覆面調査員として 世界をまわりながら
5つ星ホテルを滞在する女性が主人公です。
この主人公、イレーネは この自由がいっぱいで 気ままな生き方を
誰もが うらやんでいると信じていたのですが 歳を重ね、色々な出来事に出会い
自由と背中合わせに孤独を感じたりと 自分の人生について見つめ直していくのです。
この題名通り、お洒落で華やかな場面を楽しみながらも 現実性を併せ持っているので
映画を見ながら いつの間にか自分に置き替えて考えさせられるような
落ち着いて見る作品です。
是非、娘が 見るといいのでは・・・・と思ってしまいました。^^
もうひとつの作品は 珍しく邦画で 山田洋次監督の<小さいおうち>。
2010年、中島京子さんが直木賞をとられた<小さいおうち>の映画化です。
元、女中さんという職業をしていたタキが 自身の回想録を元に
長い期間奉公をしていた 「赤い三角屋根の小さいおうち」に住んでいた
平井家のことを 思いだしながら 当時起こった<秘密のラブストーリー>を
ふり返っていく物語です。
ただ、単なるラブストーリーというのではなく
昭和初期から 戦況が悪化していく その変化の中での中流庶民の生活が
リアルに伝えられています。
大正時代のモダンさが 昭和に受け継がれ 日本文化と西洋文化が
入り混じって 平井家の生活のなかにあらわれているのです。
時代としては もう少し後に生まれ育った私ですが どこか懐かしさを感じましたし
生きた歴史を辿ることが出来たような気がしました。
新しい契約の社会、権利や義務、平等など 戦後アメリカからの影響を受ける前の
素朴で誠実、忠実、などが普通のことであった 古き良き日本人の姿が
そこには ありました。
実は 本を映画化した作品は 見ようかどうしようか 迷うことがあります。
今回も 本からイメージした人物と 映画に出演される俳優さんとのイメージが
私の中で 何となく違っているように思えて どうしようかな・・・・・でした。
(俳優さんが 苦手ということではなくて・・・・・)
それでも 赤い三角屋根の小さいおうちを 映像で見たくなりましたし
懐かしい昭和の香りを 目から耳から 受け取りたくなり、シネマ行きとなりました。
若いころのタキさんを演じた女優さんは クラシカルな雰囲気があり、
映画の昭和に溶け込んでいて 味がありました。
この作品で ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を 受賞されたとか・・・・納得です。
◆ちょっとおまけ
子供の頃、姉と一緒によく読んだお気に入りだった同名の絵本、
バージニア リー バートンの<ちいさいおうち>は
自然にあふれた田舎の丘の上に建てられた<ちいさいおうち>が
遠くの街からの開発が 周囲におよび やがて すっかり町となってしまった中で
ボロボロになっていきます。
そのおうちを見て 救おうとする人によって 自然の中に 又 戻すというというお話です。
バージニア リー バートンは 移り変わりによってつくられる 新しいものを
否定するのではなく それでも失ってはいけないものを いかに考えていくか・・・・・
そんなテーマを投げかけているように思います。
それは 一見、ストーリーは 違うのですが 映画化された<小さいおうち>でも
新しい時代の中で いかに古き良きものを 伝え残していくか・・・・・・
同じようなことを 問われているように思えます。
友人とだったり、一人シネマだったり・・・・・
Bunkamuraやピカデリーへ行くことが 多いのですが
いずれも 春へ向けて 魅力的な映画がラインナップされていて 楽しみが続きます。
最近 観た映画から 二つ~❤
この<はじまりは 5つ星ホテルから>という映画は イタリアの映画で
高級ホテルのサービスをチェックする覆面調査員として 世界をまわりながら
5つ星ホテルを滞在する女性が主人公です。
この主人公、イレーネは この自由がいっぱいで 気ままな生き方を
誰もが うらやんでいると信じていたのですが 歳を重ね、色々な出来事に出会い
自由と背中合わせに孤独を感じたりと 自分の人生について見つめ直していくのです。
この題名通り、お洒落で華やかな場面を楽しみながらも 現実性を併せ持っているので
映画を見ながら いつの間にか自分に置き替えて考えさせられるような
落ち着いて見る作品です。
是非、娘が 見るといいのでは・・・・と思ってしまいました。^^
もうひとつの作品は 珍しく邦画で 山田洋次監督の<小さいおうち>。
2010年、中島京子さんが直木賞をとられた<小さいおうち>の映画化です。
元、女中さんという職業をしていたタキが 自身の回想録を元に
長い期間奉公をしていた 「赤い三角屋根の小さいおうち」に住んでいた
平井家のことを 思いだしながら 当時起こった<秘密のラブストーリー>を
ふり返っていく物語です。
ただ、単なるラブストーリーというのではなく
昭和初期から 戦況が悪化していく その変化の中での中流庶民の生活が
リアルに伝えられています。
大正時代のモダンさが 昭和に受け継がれ 日本文化と西洋文化が
入り混じって 平井家の生活のなかにあらわれているのです。
時代としては もう少し後に生まれ育った私ですが どこか懐かしさを感じましたし
生きた歴史を辿ることが出来たような気がしました。
新しい契約の社会、権利や義務、平等など 戦後アメリカからの影響を受ける前の
素朴で誠実、忠実、などが普通のことであった 古き良き日本人の姿が
そこには ありました。
実は 本を映画化した作品は 見ようかどうしようか 迷うことがあります。
今回も 本からイメージした人物と 映画に出演される俳優さんとのイメージが
私の中で 何となく違っているように思えて どうしようかな・・・・・でした。
(俳優さんが 苦手ということではなくて・・・・・)
それでも 赤い三角屋根の小さいおうちを 映像で見たくなりましたし
懐かしい昭和の香りを 目から耳から 受け取りたくなり、シネマ行きとなりました。
若いころのタキさんを演じた女優さんは クラシカルな雰囲気があり、
映画の昭和に溶け込んでいて 味がありました。
この作品で ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を 受賞されたとか・・・・納得です。
◆ちょっとおまけ
子供の頃、姉と一緒によく読んだお気に入りだった同名の絵本、
バージニア リー バートンの<ちいさいおうち>は
自然にあふれた田舎の丘の上に建てられた<ちいさいおうち>が
遠くの街からの開発が 周囲におよび やがて すっかり町となってしまった中で
ボロボロになっていきます。
そのおうちを見て 救おうとする人によって 自然の中に 又 戻すというというお話です。
バージニア リー バートンは 移り変わりによってつくられる 新しいものを
否定するのではなく それでも失ってはいけないものを いかに考えていくか・・・・・
そんなテーマを投げかけているように思います。
それは 一見、ストーリーは 違うのですが 映画化された<小さいおうち>でも
新しい時代の中で いかに古き良きものを 伝え残していくか・・・・・・
同じようなことを 問われているように思えます。
by milky107
| 2014-02-19 02:34