☆本物・偽物・そっくり!?~♪
2016年 11月 22日
時間がある時、楽しく見ているTV番組、<開運!なんでも鑑定団>。
視聴者の方がお持ちのお宝の鑑定を 専門家の方々に依頼するという番組ですが
世の中には素晴らしいお宝をお持ちの方がいらっしゃるものだと 思わず見入ってしまいます。
もちろん、大外れで見事な偽物の時も多々あり、本物だと信じて楽しんでいる方が
幸せかしら・・・なんて思うこともありますが 人間は本当のところが知りたくなって
しまうものなのかもしれませんね。(この番組が続いている所以がここにある??)^^
さて、先日、この<鑑定団>に鑑定依頼された<平櫛田中>の千利休像・・・・・
お気の毒な事に 千利休像の鑑定は悪質な偽物という鑑定結果がでてしまったのですが
<平櫛田中>といえば 国立劇場のロビーのガラスケースの中の<鏡獅子>像の作者。
文化勲章を受賞され 何と100歳を超えても製作を続けられた木彫界の最高峰だそうです。
この高さ2メートルもの大作<鏡獅子>像は田中の代表作品で 歌舞伎座に足を運び続け
6代目尾上菊五郎さんをモデルに探究し 20年以上の歳月をかけて創り上げたそうです。
この<鏡獅子>像からは 田中の目を通しての菊五郎さんの<鏡獅子>が伝わってくるのですね。
後に田中は この<鏡獅子>は菊五郎さんと二人で作ったものと 国へ寄贈したそうです。
◆お宝、拝見出来ました~♪
6代目、菊五郎さん続きで・・・・
友人が ご実家のお母さまから譲り受けたという6代目・菊五郎さんの
<推し隈>の掛け軸と菊五郎さん、直筆の袱紗を 拝見させていただきました。
掛け軸に書かれた蝶も 菊五郎さんの直筆だそうです。
6代目、菊五郎さんは才能、豊かな方だったのですね。
掛け軸のお軸は象牙、表装もとても上品で素敵、うっとりしてしまいました。
鑑定団の先生は きっと「大切になさってください!」とおっしゃることでしょう。
by milky107
| 2016-11-22 00:15